Ich gehör nur mir!

好きな舞台を好きなだけ。わたしの観劇ライフはわたしだけのもの!

【2019/1/14】ノートルダムの鐘

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2019年初のノートルダムの鐘。

光田さんのフィーバスが初見でした。背が高いので群衆のなかでも目立つし、♪パリの人々よ~♪の時には上手のバルコニー?からかなり身を乗り出して存在感抜群。そして、小柄なエスメラルダを包み込む包容力素晴らしい。

声は清水さんよりも若干高めかな。ラウルやっているのが納得の甘めボイスでした。(フィーバスの3人は持ち味がそれぞれ違うからこそ、それぞれ魅力に溢れていてわたしはどのフィーバスも好きだよ!って状態です)

 

そして、前回に引き続き川口さんのフロロー。レミゼのお稽古の兼ね合いでおそらく名古屋で観られるのは最後のタイミングだったと思うので観れて良かった。他のどのフロローとも違う激情型のアウトローなフロロー。

セリフの言い方一つとっても他のフロローとは全然違って、最後までビクッとなったけれど(なら、フィーバスはどうだ!あたりでめちゃキレ出すので)、彼もまた愛されることを知らない哀しい人だったのだと川口さんのフロローを見て思わされたのでした。エスメラルダに本能的に惹かれているような演技はとても好き。エスメラルダのことが頭から離れない様子、不意に彼女に触れようとすること、焦点の合わない様な目つき。処刑後は笑ってましたもん、怖すぎる。

川口さんはレミゼでも観れるのでこれもまた楽しみです。

 

ノートルダムの鐘を観ると、オペラ座の怪人と色々重なるのですが。どうしたらフロローは救われたのだろうかって考えちゃいます。みんなそれぞれ日々生きていくことに必死だって時代だから、あんな最期になってしまったのかも。みんなに救いがあってほしいと思えてならないけれど、哀しいラストだからこそ、Somedayの歌詞がとても胸に響いてくるような気がする。

 

そして、高舛さん。今日が祝日の月曜日でキャス変出ていて。休演日あけは中橋さんに交代だったので、目に焼き付けてきました。どの瞬間も見逃したくない、細かい演技が本当に好き。ガーゴイルの声は青年らしいのに、奇跡御殿ではしゃがれ声だし、アフロディジアス様は老人ボイス?だったり。

細かな表情まで役作りが素晴らしくて、本当に多彩な演技が魅力的な方です。

 

今年もゆるりと観劇出来たら良いな。