Ich gehör nur mir!

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【2019/11/23S】ノートルダムの鐘@フレデリックに救いはあったのか

京都へ行ってきました。

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夏に観て以来だったので、3か月ぶりくらいかな?塚田さんのフレデリックを観ることができて良かったと思えた日。

 

わたしのなかでは、フレデリックと言えば寺元さんという感じでした。彼のフレデリックに対するアプローチが好きで、それに比べると塚田さんは少し淡白というか冷静すぎるというか、名古屋の初期の頃はそんな気がしていたのだけれど、この日は正義感と懐疑心と闘っているように感じ、観ていてグッとくる場面も多かった。

 

特に2幕後半、牢獄でのフィーバーとの会話。フロローと対峙するところ。声裏返りかけながら叫ぶところ。民衆に「パリの人々よ」と語りかけるフィーバスを振り返る表情。フレデリックの心の動きが見えて、だからこそなのか、ラストの塚田さんの墨塗る姿で、涙が止まらなくなってしまった。

今思い出しても心がギュッとなる。いつものことながら、フレデリックはこの物語の後どうなってしまったんだろうと思う。深く考察するつもりはないけれど、未来のこと考えてしまう。

 

なかなか頻繁に観ることは難しいけれど、観るたびに発見もあるし、今回のように塚田さんの名古屋よりさらに深く掘り下げられた(と感じた)フレデリックを観ることができたし、改めて良い作品だなあと思った。

 

福岡かあ…行けるといいな。

(6/20追記:福岡も結局観れずじまい…来年の東京凱旋を待ちます。海外で再演されば観に行きたい。個人的にドイツならハードル低いので)