Ich gehör nur mir!

好きな舞台を好きなだけ。わたしの観劇ライフはわたしだけのもの!

【2018/8/4】恋におちたシェイクスピア


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久しぶりの自由劇場

久しぶりのストプレ。

未見の舞台を観たいな〜と思って、色々探したけれどナイツテイルは激戦だし、他もあんまりピンと来なくてこちらへ。

 

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メインからアンサンブルに至るまで各作品で活躍している方ばかり!

ロミオとジュリエット誕生の裏側にはこんな物語があった…という感じのストーリーですが、こういう実際の出来事を主軸に作られる物語って面白いですよね。

きっとこの先、シェイクスピアの作品を観たり、本を読んだりする時にはきっとこれを思い出すんだろうな。

 

主役の2人もそうだけれど、とにかく脇を固める人たちがとても印象に残り、個が光ってるってある意味劇団四季らしくないなと思いました。でも、美しいセリフの数々をきちんと丁寧に伝えることが出来るのはきっと劇団四季だからこそ。

 

ウィル:上川さん

正直、ウィルには共感できないけれど(だって奥さんいるんだもん)、自分の気持ちに素直だったから、最終的には良い方向に進んだのかな〜と。マーロウは可哀想だけど!

 

ヴァイオラ:山本さん

ヴァイオラは他の人がやるのは大変そうな役だなと思うくらいハマり役。クリスとかマリアとか歌う役でしか観たことなかったけれど、セリフを諳んじているところは好きだったな〜

ある意味世間知らずで、やりたいと思ったことはとにかくやってみるタイプがよく似合う。最終的にヴァイオラがいたから公演もうまくいったしね。コロコロ変わる表情も素敵だった。

 

マーロウの田邊さんはいい奴っていうのは伝わるけれど、田邊さんがやるには勿体無い気がする。ウィルがマーロウを語る時点でフラグ立ちまくりだし。

阿久津さんは阿久津さんでしかない笑 

ウェセックスの飯村さんは久しぶりに観たら渋みが増していて、たくさんの役を経てカッコよくなったんだなとしみじみ。ウェセックスがやな奴であればあるほど物語は面白い。(悪役ではないので、ちょっと可哀想だけど)

ネッドの神永さんは山本さんと同じく歌系のミュージカルでしか観たことなかったので、セリフをじっくり聞いたのは初めてでしたが、とても良かった!自意識過剰な役かと思ってたけれど、良いやつ!

菱山さんも女役も素晴らしかったし、川口さんも存在感抜群だし、ヴァイオラの乳母のひと(お名前なんだっけ)も良い味出していたし、どこ見ても楽しい舞台でした。

 

各地を回ってキャストが変わればまた印象が変わって楽しめると思うけれど、自由劇場という決して大きくはない劇場で観れたのはとても良かった。

今回前から2列目の通路側だったので、間近を通る俳優さんたちの空気が動く感じも楽しめたし、臨場感たっぷり!の充実した観劇になりました。